【大阪|エキゾチックアニマル|骨折|動物病院】ラフ南田辺動物病院
エキゾチックアニマルの骨折に関しては、どの先生もどのように治療していくか悩まれている分野ではあると思います。
もちろん動物によって、治療の行い方が変わってくると思いますが、大きな動物犬や猫や人と違って手術を行いにくい動物もたくさんいると思います。
当院では小さなエキゾチックアニマルにはギプス固定をメインで行っています。
動物種により変化していきますが、ここ最近は歯科用のレジンを使い経過が良かった症例が2件あったので紹介して行きたいと思います。
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セキセイインコのセイちゃんです。
昨日から足を上げているとのことで、来院されました。 レントゲンにて脛骨の骨折が確認されたのでギプス固定を麻酔化にて行うこととなりました。
歯科用トレーレジンは、粘土のようなものを形整し、時間と共に乾燥し、カチカチの石のようになるものです。
自由な形に作ることができるので、小さく、さまざまな形状をしているエキゾチックアニマルに向いているといえます。
マイナス点としては乾燥するときに熱を発するのと、少し重さがあることです。 なので、下地を巻くのと、なるべく薄く形成しました。
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2週間後に本人が足を齧りまくってレジンが取れてしまったとのことで来院しました。
レントゲンで確認すると骨が形成されつつあるのと、本人も通常どうり痛みなく生活できているので、再度ギブスをつけることなく今回で一旦治療終了としました。
本来なら1ヶ月はギブスをつけたいところですが、本人をなるべく安静にするという条件付きで終了としました。
次はミーアキャットさんです。
他のミーアキャットさんに噛まれた後に手を引きずりようになってしまったのとのことです。
レントゲンをとると、右手の橈骨の部分に激しいズレではないものの骨折が認められました。
インコさんと同様に麻酔をかけ、手の骨折を整復していきました。
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同様に歯科用レジンで固定を行い。
そのままだと噛んでしまう可能性がかなり高かったので、首のネッカーを装着し噛まないように予防していくことにしました。
インコさんと体格や体の形状は違うものの、レジンの汎用性をいかし固定することができました。本人にとっては少し重いと思われ、最初は動きづらそうでしたが生活には問題ないと判断しました。
1ヶ月後ギプスを外しにきてくれました。
食欲元気は全く問題なく、手も普通に床につくとの事。ギプスは問題なく外すことができましたが、テーピングで少しかぶれてしまいました。
多少のトラブルが出るのは動物なので仕方ないように思えます。実際100点満点の治療を目指して80点を取れれば良い方でしょう。
外したのちは本人もまだ手をつくのを気にしていましたが、このまま生活に戻れると思います。
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ラフ南田辺動物病院(エキゾチックアニマル研究所)
〒536-0033
大阪府大阪市東住吉区南田辺1-9-19
TEL06-6657-6091
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