【大阪|うさぎ|避妊手術|ラフ南田辺動物病院】
当院ではウサギの女の子の避妊手術を推奨しています。
ワンちゃんネコちゃんの避妊手術はかなり広まってきていますが、まだうさぎちゃんの避妊手術に関しては認知されてない方が非常に多いです。
その理由としては、
①うさぎの麻酔のリスク
②うさぎの女の子の未避妊時の将来的なリスク
③うさぎの痛みや不安などの心情表現がわかりにくい
であると思われます。
今回は上記の3つにしぼって説明していければと思います。
【大阪|うさぎ|避妊手術|ラフ南田辺動物病院】
①うさぎの麻酔のリスク
うさぎの麻酔のリスクに関しては、他の動物(人・犬・猫)に比べるとまだまだ高いように感じます。
うさぎの麻酔をかけ慣れている獣医師からすると、健常な子に麻酔をかけてそのまま死に至ってしまうケースは限りなく低いです。
むしろあまり見たことがないです。
もちろん呼吸の管理や、麻酔の調節、バイタルのモニタリング、静脈留置の設置などを徹底した上での話です。
なので、基礎疾患(貧血や脱水など)がない状態だと、麻酔からの復帰率は99%ぐらいと思います。
それでも0%ではないです。
その理由は③に関わることで、うさぎさんと言語が通じないことによりうさぎさんの体調を詳しく察することができないからです。
うさぎさんもナースコールが押せればいいんですけどね。
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【大阪|うさぎ|避妊手術|ラフ南田辺動物病院】
上記1枚目が子宮内膜過形成。2枚目が腺癌でした。
1枚目は癌ではありませんが、貧血や食欲不信につながっていき命に関わることがあります。
むしろ腺癌より貧血になりやすいです。
このようにうさぎで致命傷になる子宮の病気は他にもあり、子宮水腫や乳がんなども挙げられます。
ある調べで、女の子全体で女の子の病気になってしまう割合は種類によって差はあるが、25%〜30%だそうです。
感覚的にはもっと多い気がしています。
当院で見てみても10歳超えて長生きするうさぎさんは男の子ばかりです。
これが②の女の子のリスクに関してです。
ざっくり総括して考えると、長生きしてもらいたい前提で考えるなら、1%の麻酔リスクと、25%の子宮病気のリスクを天秤にかけて考えると、数字上だけ見ていくと避妊手術を勧めると言う結果になります。
ただもちろん、子宮以外にも病気はありますし、若い年齢で1%の死亡の可能性と中高齢での25%のリスクに関して同等に比較するのが同じと考えることはできないでしょう。
それも踏まえた上で、ご家族友人としっかり相談して決めていくのが良いでしょう。
【大阪|うさぎ|避妊手術|ラフ南田辺動物病院】
ラフ南田辺動物病院(エキゾチックアニマル研究所)
〒536-0033
大阪府大阪市東住吉区南田辺1-9-19
TEL06-6657-6091
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